夢を紡ぐ

メンテナンス後のスーツは、購入したてのスーツより美しい。

仕事の依頼は最高峰から始まる。

仕事の依頼は最高峰から始まる。

 「お願いしたい物があるので、ショップまで来て頂けます  か?」

 

突然、ブリオーニの店長からお電話を頂きました。

 

そこで、10着のブリオーニのスーツをお預かりすることに!

 

この店長とお会いしてから、話がとんとん拍子で進んでいくので、自分でも信じられないくらいでした。

 

ショップに伺うと、

「大切なお客様なので宜しくお願いいたします。」

と、スーツがズラリと並べられていました。

 

お話しによると、このショップで1番のVIPとのこと。(年間1000万円以上は購入されています。)

クリーニングで困っているらしく、店長が僕を紹介してくれたようです。

 

お預かりする前は、やる気と嬉しさで一杯なんですが、スーツを持ち帰って色々考えはじめると、

一着70万円以上するスーツ、今まで扱った事もなく、頭の中で色々な不安がよぎり始めました。

 

メンテナンスの作業中、なにかトラブルがあったらどうしようか、とか…

 

ある程度は自信があった僕も、いざスーツを前に、しり込みをし、どう取り掛かろうか、時間が過ぎるばかりで…。

 

やっと覚悟を決めて、

まずは水洗いをしてから、プレスの工程へ。

完成するまで、一着になんと3日程掛かってしまいました。

 

 

結局、10着全部お届けするのに1ヶ月程かかりました。

 

ブリオーニのスーツは水洗いに対し、あまり問題のない作りだったので、なんとか上手く納品することが出来ました。

 

今まで日本のスーツを中心に勉強をしてきた僕は、

イタリアの、それも最高峰のスーツを手掛ける事になって、新たな課題が出てくることになりました。

 

ABOUT THE AUTHOR

久田 良一
テーラーリングの技術をフィードバックして、スーツのメンテナンスの方法を樹立。
スーツを触診すれば、着た回数、状態まで理解することができる。
イタリアラグジュアリースーツを中心にしたメンテナンスを10年、扱ったスーツは3万着を超える。

夢はクリーニングの概念を超えた、re-creatorリ・クリエータの存在を日本に根付かせ、世界に広めること。

詳しくはこちら
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